相談する →
DEEPOT / コラム / 業務改善・仕組み化

請求・入金の確認漏れを防ぐには?紙・Excelでできる工夫と、残る限界【印刷して使えるチェック表】

2026年11月6日 文:前山 大地(展示会・イベント用品のレンタル業で現場と営業を経験)
案内役のディープが、請求・入金のチェック表を指さして説明している様子

18秒の解説動画(音声なし)。再生ボタンを押すと読み込みます。

動画の内容:請求書は出したつもりでも、入金の確認ができているとは限らない。そこで、請求・入金チェック表1枚に、案件・請求先・請求額・請求日・支払期限・入金日・状態を書いておくと、入金日が空のままの案件がひと目で分かる、という流れです。

請求書を出したつもりだったのに、出ていなかった。入金されているはずなのに、確認していなかった。

催事が続く時期は、手配や搬入に追われて、請求と入金の確認が後回しになりがちです。金額が大きい分、抜けが見つかったときの影響も小さくありません。

この記事は、手配から先の「お金の流れ」に目を向けて、請求と入金の確認漏れを減らす工夫を、紙やExcelでできる範囲でまとめたものです。手配の側の話は、イベント用品レンタルの手配ミスを防ぐには?にまとめました。

請求・入金で、つまずきやすい場面

たとえば、こんな場合です(例え話です)

大型催事が終わって、次の案件の手配に追われているうちに、先月の案件の請求書を出していないことに月末に気づいた。別の案件は請求書を出したが、入金の確認をしていないまま、支払期限を過ぎていた。

よくあるつまずきは、次のような場面です。

請求書を前に、入金が確認できず困っているディープ
請求は出した。入金は、確認できているだろうか

「どこまで済んだか」を、3つの日付と状態で見る

請求と入金を見る時は、案件ごとに次の3つの日付を持つと、状況が分かりやすくなります。

  1. 請求日:請求書を出した日(空なら、まだ出していない)
  2. 支払期限:取引先ごとの、支払いの約束の日
  3. 入金日:入金を確認した日(支払期限を過ぎても空なら、確認が要る)

これに、「未請求」「請求済み」「入金済み」の3つの状態を添えると、案件の位置がひと目で分かります。

請求日・支払期限・入金日の3つのカレンダーを並べて確認するディープ
請求日・支払期限・入金日の3つで、進み具合が分かる

紙・Excelでできる工夫

紙の台帳、Excelの一覧、会計ソフトだけで管理する場合を、請求・入金の面で比べると、次のようになります。

やり方向いていること注意したいこと
紙の台帳書き足しが速い。現場や事務所で、すぐ見られる最新かどうか分かりにくい。集計に手間がかかる
Excelの一覧並べ替えや、期限切れの抽出ができる更新が人の手作業。誰かが書き換えて、ずれることがある
会計ソフトだけ入金の記録や、仕訳に強い「請求書を出したか」「どの案件か」は、別に見る必要が出ることがある

操作して見る:請求・入金チェック表の書き方

1 / 5
1案件番号・案件名
2請求先
3請求額(税込)
4請求日
5支払期限
6入金日
7状態(未請求・請求済み・入金済み)
8確認した日・確認した人

それでも残ること

見積書と請求書の金額を見比べて、首をかしげるディープ
見積と請求の金額が違っていても、気づきにくい

チェック表は、こうした抜けに気づくための道具です。請求書そのものや、会計の記録を自動でそろえるものではありません。

【無料書式】請求・入金チェック表

請求したか、入金されたかを、案件ごとに1行で確かめる1枚です。週に1回、同じ曜日に見る前提で作りました。

請求・入金チェック表

請求したか、入金されたかを、案件ごとに1行で確かめる。週に1回、同じ曜日に見る。

⑧ 確認した日:
確認した人:
対象の期間(締め日):
メモ:

① 請求・入金の一覧(1案件1行)

① 案件番号・案件名② 請求先③ 請求額(税込)④ 請求日⑤ 支払期限⑥ 入金日⑦ 状態

⑦ 状態の記入のしかた

今週、見ること

要確認・メモ(食い違い・取引先へ確認すること)

DEEPOT コラム deepot.jp/deepot-column/

よくある質問

請求書の出し忘れを防ぐには、何から始めればよいですか?

案件ごとに「請求日」の欄を持ち、搬入や撤収が終わった案件の請求日が空のままになっていないかを、週に1回、同じ曜日に見る方法があります。最初から複雑な管理表は要りません。1枚の一覧からで始められます。

入金が確認できないときは、どう動けばよいですか?

まず自社の記録(請求額・請求日・支払期限)に間違いがないかを確かめます。そのうえで、取引先へ確認します。連絡の時期や伝え方は、取引先との関係で変わるので、社内で決まりを作っておくと迷いません。

一部だけ入金されたときは、どう記録しますか?

入金日と入金額を分けて書き、残りの金額と、その理由(分割・名義の違いなど)を「要確認・メモ」の欄に書きます。入金日の欄だけを埋めると、残りがあることが見えなくなります。

まとめ|請求と入金を、同じ1枚で見る

請求・入金の確認漏れを減らすために、紙やExcelでも始められるのは、次の3つです。

  1. 案件ごとに、請求日・支払期限・入金日を持つ
  2. 週に1回、同じ曜日に「空の欄」だけを見る
  3. 確認した日と人を残す

まずは進んでいる案件を数件選び、このチェック表を1枚書いてみてください。空の欄が見つかったら、それが見直す場所です。

ただ、案件が増えると、書き足す手間と、最新かどうかを確かめる手間が積み重なります。そこから先は、案件の情報を1か所にまとめる「仕組み」の話になります。

Excelや紙で分かれた仕事を、整理したい方へ

今の仕事の流れを伺い、直し方を3案にまとめる「業務改善設計パック」をお受けしています。システムにしなくてよい所は、そう申し上げます。展示会・イベントのレンタル業の方には、「Excelで回している仕事を、そのままの形でシステムに」を目指した業務システム DEEPOT もご案内しています。