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DEEPOT / コラム / 開発記録(Claudeで作る過程)

何度頼んでも直らず、ひたすら謝られた話|AIへの修正は「スクショにマーカー」で通った【依頼シート付き】

2026年11月7日 文:前山 大地(個人開発。Claudeで業務システム DEEPOT を作っています)
ノートパソコンの前でぐったりしているディープ。画面から、お辞儀の吹き出しがぽこぽこ出ている

18秒の解説動画(音声なし)。再生ボタンを押すと読み込みます。

動画の内容:何度頼んでも直らないとき、文章だけで頼むのをやめて、直したい画面のスクショを撮り、マーカーで直す場所に線を引き、今の状態とあるべき状態を明確に書いて渡します。他の画面にも流れる直しは、同じ形が他にないか調べて、担当に知らせます。

Claudeにシステムを作ってもらっていて、同じ修正を、何度頼んでも直らないことがありました。直らないまま、AIが、ひたすら謝ってくるのです。

たしか、見積の表の仕組みで、粗利や、マスター(元になる商品データ)の考え方が絡む所でした。

謝られても、直るわけではありません。この記事は、そのとき、どうやって直したかを、依頼シートの形でまとめたものです。

直らない理由は、指示が曖昧だったから

Claudeは、指示さえしっかりしていれば、大抵のものを作ってくれます。逆に、指示が曖昧だと、成果物も曖昧になります。最初の指示は、それでも何とかなります。でも、直しの段階になると、曖昧さがそのまま響きます。

お辞儀のスタンプが3つ押されたスタンプカードを持って、泣き笑いのディープ
お辞儀のスタンプだけが、3つ目まで貯まった

直ったのは、スクショにマーカーで線を引いてから

効いたのは、とても素朴なやり方でした。直したい画面のスクショを撮り、マーカーで線を引き、明確に指示する。それだけです。

指示が曖昧なとき、最初の成果物は、それなりに出てきます。次に、スクショを撮って、色で囲って、修正箇所を示す。この繰り返しで、直す部分に絞って、局所的に直していくのが、うまくいきました。

大きなオレンジのマーカーで、画面の直す場所に丸を描くディープ
スクショにマーカーで線を引いて、場所を示す

操作して見る:直らない修正は、スクショにマーカーで頼み直す

1 / 4
1画面・場所(スクショ)
2今の状態
3あるべき状態
4変えてはいけない所
5影響する他の画面
6確認のしかた(現物)
7結果・次の手

直したあとに、他の画面を確かめる

システムは、1つの画面だけで完結しません。ある画面を直すと、そのデータが、別の画面に流れることがあります。そういうタイプの直しは、直した画面だけを確かめても足りません。

私は、画面や部署ごとに、チャットを分けて作っています。データが別の画面にも流れる修正をしたときは、直したチャットが、同じ形が他の画面にもないかを調べて、担当のチャットへ知らせます。大きな決定は、全体をまとめるチャットから、各チャットへ配ります。知らせきれなかった分は記録に残し、あとでまとめて点検します。

この決まりができた理由(実際にあったことです)

9月7日に、営業の請求入力を「自動保存」に変えました。ところが、総務の同じ画面は、保存ボタンのまま1週間残っていました。9月15日の通しテストで見つかりました。同じ形の画面が他にないかを調べて知らせる、という決まりは、この失敗がきっかけです。

虫眼鏡で3つの画面を順に確かめて、3つ目に見つけたディープ
虫眼鏡で、他の画面にも同じ形がないか調べる

前提:作るものの構造を、人が把握していること

もう1つ、大事なことがあります。Claudeは、指示さえしっかりしていれば、大抵のものは作れます。でも、作りたいものの構造や、インフラを、人が把握していないと、どこかのエラーや設定の矛盾で、壊れてしまいます。

だから、中身(コンセプト)を把握している前提で、現物を確かめる。これが、AIと作るときの、基本だと感じています。

【無料書式】AIへの修正依頼シート

AIに修正を頼むときの、1枚です。スクショにマーカーで線を引いたものを、①に貼って、渡してください。

AIへの修正依頼シート

AIに修正を頼むときに、1件ずつ書く。スクショにマーカーで線を引いたものを、①に貼ってから渡す。

作業名:
依頼した日:
依頼した相手(チャット名):
メモ:

修正の依頼

① 画面・場所(スクショ)② 今の状態③ あるべき状態④ 変えてはいけない所⑤ 影響する他の画面⑥ 確認のしかた⑦ 結果

依頼のしかた(渡す前にチェック)

直ったあと(確認)

メモ

DEEPOT コラム deepot.jp/deepot-column/

よくある質問

Claude以外のAIでも、同じやり方で直りますか?

考え方は同じです。スクショと明確な指示で、直す場所を絞るやり方は、他のAIでも使えると思います。私自身は、Claudeのほうが、精度も使い勝手も良いと感じています。

何度頼んでも直らないときは、どうすればよいですか?

文章だけで頼み直すのをやめて、スクショにマーカーで線を引き、今の状態とあるべき状態を、1つの依頼に絞って書くと、通りやすくなりました。

初心者でも、システムを作れますか?

AIは、指示があれば大抵のものを作ってくれます。ただ、作りたいものの構造や仕組みを人が把握していないと、矛盾が起きて壊れます。まず、小さく試して、仕組みを理解しながら進めるのが良いと思います。

まとめ|直らないときは、スクショにマーカーで頼み直す

AIに修正を頼んで直らないとき、私が試して通った方法は、次の3つです。

  1. 直したい画面のスクショを撮り、マーカーで、場所を示す
  2. 今の状態とあるべき状態を、1つの依頼に絞って、明確に書く
  3. 直ったかは、AIの報告ではなく、現物の画面で確かめる

ひたすら謝られているときは、指示の側を、見直すタイミングかもしれません。

DEEPOTについて

DEEPOTは、展示会・イベント用品のレンタル会社向けの業務システムです。Excelで回している仕事を、そのままの形でシステムに。この記事のようにClaudeと作っています。登録なしで触れる体験用の画面(架空のデータ)があります。