何度頼んでも直らず、ひたすら謝られた話|AIへの修正は「スクショにマーカー」で通った【依頼シート付き】




※会話のイメージです。最後のひと言だけは、実際にあったやりとりの記憶による再現です。
18秒の解説動画(音声なし)。再生ボタンを押すと読み込みます。
動画の内容:何度頼んでも直らないとき、文章だけで頼むのをやめて、直したい画面のスクショを撮り、マーカーで直す場所に線を引き、今の状態とあるべき状態を明確に書いて渡します。他の画面にも流れる直しは、同じ形が他にないか調べて、担当に知らせます。
Claudeにシステムを作ってもらっていて、同じ修正を、何度頼んでも直らないことがありました。直らないまま、AIが、ひたすら謝ってくるのです。
たしか、見積の表の仕組みで、粗利や、マスター(元になる商品データ)の考え方が絡む所でした。
謝られても、直るわけではありません。この記事は、そのとき、どうやって直したかを、依頼シートの形でまとめたものです。
直らない理由は、指示が曖昧だったから
Claudeは、指示さえしっかりしていれば、大抵のものを作ってくれます。逆に、指示が曖昧だと、成果物も曖昧になります。最初の指示は、それでも何とかなります。でも、直しの段階になると、曖昧さがそのまま響きます。
- 「この辺を直して」では、どの辺か伝わらない。AIは、画面を見ているわけではありません
- 「直しました」は、直った証拠ではない。直ったかどうかは、現物の画面で確かめるしかありません
- 謝る回数と、直る確率は、関係がない。謝られた回数が増えても、同じ所をぐるぐる回ります

直ったのは、スクショにマーカーで線を引いてから
効いたのは、とても素朴なやり方でした。直したい画面のスクショを撮り、マーカーで線を引き、明確に指示する。それだけです。
- 場所を、線で示す。直す場所を、画像の上で囲みます
- 今の状態と、あるべき状態を書く。1つの依頼で、直す場所は1つに絞ります
- 変えてはいけない所も書く。直したついでに、他が壊れるのを防ぎます
指示が曖昧なとき、最初の成果物は、それなりに出てきます。次に、スクショを撮って、色で囲って、修正箇所を示す。この繰り返しで、直す部分に絞って、局所的に直していくのが、うまくいきました。

操作して見る:直らない修正は、スクショにマーカーで頼み直す
直したあとに、他の画面を確かめる
システムは、1つの画面だけで完結しません。ある画面を直すと、そのデータが、別の画面に流れることがあります。そういうタイプの直しは、直した画面だけを確かめても足りません。
私は、画面や部署ごとに、チャットを分けて作っています。データが別の画面にも流れる修正をしたときは、直したチャットが、同じ形が他の画面にもないかを調べて、担当のチャットへ知らせます。大きな決定は、全体をまとめるチャットから、各チャットへ配ります。知らせきれなかった分は記録に残し、あとでまとめて点検します。
この決まりができた理由(実際にあったことです)
9月7日に、営業の請求入力を「自動保存」に変えました。ところが、総務の同じ画面は、保存ボタンのまま1週間残っていました。9月15日の通しテストで見つかりました。同じ形の画面が他にないかを調べて知らせる、という決まりは、この失敗がきっかけです。

前提:作るものの構造を、人が把握していること
もう1つ、大事なことがあります。Claudeは、指示さえしっかりしていれば、大抵のものは作れます。でも、作りたいものの構造や、インフラを、人が把握していないと、どこかのエラーや設定の矛盾で、壊れてしまいます。
だから、中身(コンセプト)を把握している前提で、現物を確かめる。これが、AIと作るときの、基本だと感じています。
【無料書式】AIへの修正依頼シート
AIに修正を頼むときの、1枚です。スクショにマーカーで線を引いたものを、①に貼って、渡してください。
- 「①画面・場所」は、スクショにマーカーで線を引いて貼ります
- 「②今の状態」「③あるべき状態」は、1文ずつで書きます
- 「⑤影響する他の画面」は、データが別の画面に移るかを見て、書きます
- 「⑥確認のしかた」は、AIの報告ではなく、実際の画面での確認の方法を書きます
AIへの修正依頼シート
AIに修正を頼むときに、1件ずつ書く。スクショにマーカーで線を引いたものを、①に貼ってから渡す。
修正の依頼
| ① 画面・場所(スクショ) | ② 今の状態 | ③ あるべき状態 | ④ 変えてはいけない所 | ⑤ 影響する他の画面 | ⑥ 確認のしかた | ⑦ 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
依頼のしかた(渡す前にチェック)
- スクショを撮り、直す場所に、マーカーで線を引いた
- 1回の依頼で、直す場所を1つに絞った
- 「今の状態」と「あるべき状態」を、1文ずつで書いた
- 変えてはいけない所を、書いた
直ったあと(確認)
- AIの「直しました」ではなく、実際の画面で確かめた
- 他の画面のデータにつながる直しは、同じ形が他にないか調べて、担当に知らせた(知らせきれない分は記録に残した)
- 直らなかったときの、次の手を⑦に書いた
メモ
DEEPOT コラム deepot.jp/deepot-column/
よくある質問
Claude以外のAIでも、同じやり方で直りますか?
考え方は同じです。スクショと明確な指示で、直す場所を絞るやり方は、他のAIでも使えると思います。私自身は、Claudeのほうが、精度も使い勝手も良いと感じています。
何度頼んでも直らないときは、どうすればよいですか?
文章だけで頼み直すのをやめて、スクショにマーカーで線を引き、今の状態とあるべき状態を、1つの依頼に絞って書くと、通りやすくなりました。
初心者でも、システムを作れますか?
AIは、指示があれば大抵のものを作ってくれます。ただ、作りたいものの構造や仕組みを人が把握していないと、矛盾が起きて壊れます。まず、小さく試して、仕組みを理解しながら進めるのが良いと思います。
まとめ|直らないときは、スクショにマーカーで頼み直す
AIに修正を頼んで直らないとき、私が試して通った方法は、次の3つです。
- 直したい画面のスクショを撮り、マーカーで、場所を示す
- 今の状態とあるべき状態を、1つの依頼に絞って、明確に書く
- 直ったかは、AIの報告ではなく、現物の画面で確かめる
ひたすら謝られているときは、指示の側を、見直すタイミングかもしれません。
DEEPOTについて
DEEPOTは、展示会・イベント用品のレンタル会社向けの業務システムです。Excelで回している仕事を、そのままの形でシステムに。この記事のようにClaudeと作っています。登録なしで触れる体験用の画面(架空のデータ)があります。